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「半径50センチ」もうひとつのストーリー:omake

「君はラムネの瓶の中の ビー玉と同じ 取れないからキレイだ」

 

カランカランと音を立てて

ラムネの瓶の中でビー玉が踊る

 

見惚れるように

少女がずっと眺めていた

 

しばらくして、彼女は

瓶の中のビー玉が欲しくて欲しくて

どうしてもたまらなくなってしまった

もちろん飲み口は小さくて

出てきそうもない

 

振り回してみても

ただカラカラと音が鳴るだけ

 

細い小指を飲み口から入れて

少し触るのが精一杯

 

しびれを切らした彼女は、後先考えず

壁に瓶を投げつけて割ってしまった

 

そうして取り出したビー玉

 

カランカランと音を立てることはなく

手のひらでは輝きも弱い存在となったビー玉

彼女は、自分がほしかったビー玉とは違う存在であることを知った

 

by 須澤紀信

 

 
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